
今回の爪水虫Q&Aは「水虫・爪水虫の感染力は強いのですか?お風呂でうつりますか?」です。
目次
白癬菌(水虫・爪水虫)の感染力について
水虫・爪水虫の原因は、白癬菌というカビの一種です。
風邪などのウイルスではありませんので、空気感染などはしません。
また、白癬菌に触れてしまってもスグに症状として現れる訳でもありません。
しかし、日本人の5人に1人は水虫、10人に1人は爪水虫と言われているほど、現代病とも言える状況ではあります。
実は、普段あまり聞かない白癬菌ですが、家庭・職場・公共施設など、人が出入りするところならどこにでも落ちているのです。
感染力が強くなくても、感染する機会は至るところにある状態です。
家族に水虫・爪水虫の人がいる場合、家庭内が一番感染しやすい状況になります。
お風呂・浴槽のお湯でうつるのか?
水虫・爪水虫の原因である白癬菌は洗い流すことが可能です。
なので、水虫・爪水虫の人が入った後のお風呂・浴槽でうつることは一般的にありません。
水虫・爪水虫の人の靴下と一緒に洗濯してもうつらない?
白癬菌は水で洗い流すことができます。
水虫・爪水虫の人の靴下と一緒に洗濯しても、そこから白癬菌がうつり症状が出るってことはありません。
家庭内で一番感染しやすいのはバスマット
水虫・爪水虫の人がいる家庭とそうでない家庭では、水虫・爪水虫に感染する確率がかなり変わってきます。
水虫・爪水虫の人がいる家庭では、家族にうつるケースがかなり高いと言えます。
中でも、バスマットからの感染が一番多いので気を付けましょう。
バスマットは、それぞれ個人の物を準備して、使用後は洗濯をするようにしましょう。
バスマット以外にも、フローリングや畳、カーペットやベットなど、足を付ける部分はこまめに掃除をするように心がけましょう。
白癬菌の感染速度
白癬菌は高温多湿を好みます。
環境の違いによって感染する速度も変わってきますが、目安としては以下になります。
35℃環境の場合 | 湿度85% | 湿度100% |
侵入時間 | 1週間以上 | 1日 |
また、足(角質層)に傷があったりすると、白癬菌の侵入時間は縮まり12時間で感染するケースもあります。
基本的にも毎日お風呂で足を洗うことにより、感染を免れることは可能です。
この時に足をゴシゴシ洗わないように気を付けましょう。
角質層に傷をつけないように、優しく洗い流すのがコツです。
水虫・爪水虫に感染しやすい場所などについては「【爪水虫がうつる原因】白癬菌に感染しやすい6つ場所&環境」にて詳しくお話しています。