
今回の爪水虫Q&Aは「水虫・爪水虫に『うつりやすい条件』や『感染しやすい足』って?」です。
目次
水虫・爪水虫にうつりやすい条件
水虫にかかりやすい条件
同居人に水虫の人がいる
1日に8時間以上靴を履く
ゴルフ・水泳をする
手足に汗をかきやすい
足の指が開きにくい
ゴシゴシ足を洗う
同居人に水虫の人がいる
水虫・爪水虫に一番感染しやすい場所は、実は家庭内です。
水虫の人が家族にいる場合は、家の中が白癬菌だらけになっています。
バスマットの交換や部屋の掃除はこまめにしましょう。
1日に8時間以上靴を履く
1日に8時間以上靴を履くと、足の環境が湿度100%近くになるので、白癬菌が活動しやすい環境になります。
白癬菌は高温多湿を好みますが、特に多湿を好みますので注意が必要です。
35℃環境の場合 | 湿度85% | 湿度100% |
侵入時間 | 1週間以上 | 1日 |
水虫と聞くと、一昔前までは「中年男性のサラリーマン」ってイメージがありました。
しかし、現代では意外に「女性」が多いのです。
以前は、家庭に入り裸足で生活している女性の割合が多かったのですが、現代ではハイヒールなどを履き外でバリバリ働いている女性が多いです。
ハイヒールの場合は、指と指の間が詰まっていて湿度が上がりやすいので、白癬菌が活発に活動しやすい環境になりがちです。
ゴルフ・水泳をする
この理由も基本的には、足の湿度が上がりやすい環境に長時間いるってことです。
また、ゴルフはシャワーや水泳の場合は至る所で、足拭きマットがありますね。
不特定多数の方が出入りし、湿度がある場所には白癬菌が100%潜んでいると言っても過言ではありません。
同じ理由で、銭湯や温泉も非常に危険です。
こういった場所にいった後は、家に帰ってきてから足をキレイに洗い、よく乾燥させることを心がけましょう。
手足に汗をかきやすい
ここまでにお話していることと同じで、手足に汗を書きやすいと湿度が上がりますので、白癬菌が活動しやすくなります。
「水虫」って聞くと「足」を思い出すと思います。
でも、実際には手にも水虫はできます。
とはいえ手に水虫が出来る確率は、足の20~30分の1ぐらいの確率です。
この違いがまさに湿度も関係しています。
手は常に外気にふれているし、指の間も広いので足と比べると乾燥しています。
また、足よりも手の方が洗う機会が多いので、白癬菌が悪さを起こすことが少ないのです。
足の指が開きにくい
先ほどの手の水虫や、女性のハイヒールの話でもお伝えしましたが、足の指の間が開きにくいと湿度が上がりやすいので、白癬菌が活動しやすい環境になりがちです。
5本指ソックスを履いたり、トゥセパレーターを活用したりするのがおすすめです。
ゴシゴシ足を洗う
白癬菌の感染速度は24時間以上かかると先ほどお伝えしました。
35℃環境の場合 | 湿度85% | 湿度100% |
侵入時間 | 1週間以上 | 1日 |
白癬菌は洗い流せるのですが、足を洗う時に軽石などを使ってゴシゴシ洗わないようにしましょう。
ゴシゴシ洗って足(角質層)に傷がついてしまうと、その部分から白癬菌が侵入しやすくなってしまいます。
傷がついた角質層の場合、24時間以上必要だった白癬菌の侵入時間が12時間まで短縮されてしまう実験結果もあります。
足を洗う時はゴシゴシ洗わずに、優しく洗いましょう。
水虫になりやすい足(遺伝はない)
遺伝により水虫・爪水虫になったと思っている方もまれにいらっしゃりますが、水虫・爪水虫は遺伝はありません。
しかし、両親が水虫・爪水虫の場合、子供も水虫・爪水虫になる可能性は高いともいえます。
この理由は3つあります。
遺伝はないが両親が水虫だと子供発症しやすい3つの理由
足の形は遺伝する
多汗症も遺伝する
同居しているとうつりやすい
足の形は遺伝する
水虫・爪水虫が遺伝することはありませんが、足の形は遺伝により似ることはあります。
両親が足の指の間が狭い場合、子供も似た足になる可能性はありますね。
こういった場合、白癬菌が活発に活動しやすい環境になるので、水虫・爪水虫が発症する可能性はあります。
多汗症も遺伝する
こちらも、両親が多汗症の場合、子供も多汗症になる可能性はあります。
白癬菌は多湿を好みますので、そういった意味で水虫・爪水虫に感染しやすいです。
同居しているとうつりやすい
水虫・爪水虫が遺伝する訳ではありませんが、水虫の両親と同居している場合は、家の中は白癬菌まみれになっているので、水虫や爪水虫になる可能性は高くなります。