
水虫は大きく分けて「趾間型(しかんがた)」「小水疱型(しょうすいほうがた)」「角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)」とあります。
画像と共にその症状についてお話します。
目次
水虫(足白癬)の症状【写真】
足の水虫には「趾間型(しかんがた)」「小水疱型(しょうすいほうがた)」「角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)」と3つのタイプがありますので、それぞれを解説していきます。
趾間型 | 足の指の間の皮がむけるタイプの水虫 | 初期 |
小水疱型 | 足の裏に水ぶくれができるタイプの水虫 | 初期 |
角質増殖型 | 足の裏が固くなるタイプの水虫 | 末期 |
水虫の初期段階では白癬菌が指の間や足の裏に侵入し、皮膚が赤みを出したり水ぶくれができたりする「趾間型・小水疱型」の症状になります。
この症状は主に夏など暖かい時期に表れますが、毎年放って置くと白癬菌が角質層の深くまで入り込み「角質増殖型」の症状をお越し完治しづらくなってしまいます。
趾間型:足の指の間の皮がむけるタイプの水虫
水虫の人の半数以上がこの指の間に生じる症状で、強いかゆみがあるのが特徴です。
特に発症しやすい部分が薬指と小指の間と言われています。
趾間型の水虫の症状は、最初は指の間が赤くなったり薄い皮がむけたりします。
やがて皮膚が白くふやけてジクジクして、皮がむけて赤くただれたりすることもあります。
指の間に水ぶくれができることもあり、指の間の皮膚が厚く硬くなる場合もあります。
小水疱型:足の裏に水ぶくれができるタイプの水虫
足の裏の土ふまずや足の指の付け根に近い部分などが、赤くなった小さな水ぶくれがいくつもできるのが特徴です。
水ぶくれは大小様々で、孤立していたり、寄り集まってできたりします。
水ぶくれを放置していると、乾燥して褐色のカサブタになって剥がれます。
この水ぶくれの中の汁には、白癬菌はほとんどいませんので、汁が付いたからといって「うつる」といった心配はありません。
こういった症状が春~夏にかけて強く表れるのが小水疱型の水虫です。
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足の裏には汗を分泌するエクリン汗腺が密集しています。
私たちの足は1日に200ml(コップ1杯)もの汗を出し、皮膚の表面の表皮ブドウ球菌などの常在細菌が活性化されます。
そして、アカや皮脂を分解して、イソ吉草酸などの脂肪酸を作り出し、嫌な足の臭いになります。
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ニオイは人の記憶に残りやすいので、事前の対策が必要ですね。
角質増殖型:足の裏が固くなるタイプの水虫
足の裏全体、特にかかとの角質層が厚く硬くなり、かゆみなどはないのが角質増殖型の水虫の特徴です。
症状はボロボロ皮がむけたり、アカギレのようにひび割れを起こします。
水ぶくれができたり、強いかゆみがあったりするわけではありません。
「趾間型・小水疱型」の水虫と違い、夏より冬に症状が強く出ることのある厄介な水虫です。
老化現象・肌荒れ・アカギレなどと勘違いしてしまうケースが多いです。
3種類の水虫への市販薬の効果
趾間型 | 小水疱型 | 角質増殖型 | |
市販薬(塗り薬) | 〇 | 〇 | △ |
一昔前までは「水虫は治らない」と言われていた時代もありましたが、現代では水虫は治ります。
市販薬(塗り薬)も成分が新しいタイプの塗り薬は、殺菌力が強力なので正しく使用すれば水虫はなおります。
ただし、これは「趾間型・小水疱型」の水虫の場合であり「角質増殖型(かかとの水虫)」の場合は市販の水虫薬では治りません。
角質増殖型(かかとの水虫)の治療法は!?
「趾間型・小水疱型」の水虫を放置してしまい、時間が経った水虫が「角質増殖型(かかとの水虫)」であることは先ほどお話させていただきました。
ここでは、「角質増殖型(かかとの水虫)」はドラッグストアにある市販の水虫薬では治りづらい理由についてお伝えします。
まずは、「趾間型・小水疱型」と「角質増殖型(かかとの水虫)」の違いについてです。
「趾間型・小水疱型」の場合
「趾間型・小水疱型」の水虫は、白癬菌が足に侵入してきた初期段階です。
人間の免疫細胞は、外部から侵入してきた白癬菌を排除しようと働きます。
その結果、皮膚が赤くなったり、水ぶくれができたり、猛烈にかゆくなったりします。
こういった症状は、私たちからしてみると「不快」なことですが、ある意味「正常」な動きなのです。
「角質増殖型(かかとの水虫)」の場合
「角質増殖型」主にかかとの水虫は、白癬菌が足に侵入してかなり時間が経った状態です。
「趾間型・小水疱型」の水虫を毎年放置していると、このタイプの水虫になります。
先ほど、免疫細胞が白癬菌を排除するために体は炎症が起きるとお話しました。
しかし「角質増殖型(かかとの水虫)」の場合は、長期間共にした白癬菌と免疫細胞が仲良くなってしまった様な状態になり炎症が起きなくなります。
つまり、皮膚が赤くなったり、水ぶくれができたり、猛烈にかゆくなったりしません。
「角質増殖型(かかとの水虫)」の治療法
この様に角質増殖型(かかとの水虫)は、白癬菌が足に侵入してきてから時間が経っている状況です。
角質層の中では白癬菌が繁殖を続けた結果、角質は厚く硬くなって足の裏が分厚くなる症状を起こします。
この状態で市販薬を塗ったとしても、角質が厚く硬くなっているので、薬の殺菌成分が白癬菌まで届きません。
これが市販薬では完治しづらい理由です。
角質増殖型(かかとの水虫)の場合は、副作用の心配があったとしても病院では飲み薬での治療になることが多いです。
角質増殖型(かかとの水虫)におすすめな市販薬
時間が経って角質層が厚く硬くなってしまっているかかとの水虫には、殺菌成分だけの塗り薬ではなく「軟化作用」や「浸透力」がある塗り薬でないと効果が期待できません。
この「軟化作用」や「浸透力」と共に備わっているのが「クリアフットヴェール」です。
クリアフットヴェールについては、また別の記事でお話しています。
参考:クリアフットヴェールの口コミ|水虫の市販薬で肌荒れする女性に人気!
水虫(足白癬)の感染経路
水虫は白癬菌の感染により症状を表します。
白癬菌に感染する一番多い場所は自宅です。
家族に水虫の人がいる場合、その人が落としたアカの中には白癬菌が潜んでいます。
白癬菌は、人間から落ちたアカの中でも環境が適していれば1年以上も生存しています。
こういった白癬菌付きのアカを踏んでしまい、自分の足に付くことにより水虫が発症します。
口・目・内蔵には感染しない
白癬菌による症状は、体の至る所で発症するので、口・目・内蔵なども心配になります。
しかし、白癬菌は皮膚の表面にある角質層を好んで繁殖するので、口・目・内蔵などで症状を起こすことはありません。
白癬菌は人間の死んだ細胞である、皮膚(角質層)・爪・毛などを好みます。
水虫の自宅でのケア方法
白癬菌の特徴は「高温多湿を好む」「洗い流すことが出来る」「人に感染する」です。
この白癬菌の特徴を理解して、それを逆手に取るケア方法が大切です。
靴下をこまめに変える
白癬菌は高温多湿を好みます。
1日8時間以上、靴を履く人の場合水虫に感染する可能性も高くなります。
靴を長時間履いていると、足が蒸れて白癬菌の好きな高温多湿状態にすぐになります。
仕事の休憩中などに靴下を変えて、その時に足のキレイに拭いて乾燥させることを心がけましょう。
また、おすすめの靴下は5本指ソックスです。
指と指をくっつけないので白癬菌が広がる可能性が少なくなりますし、指の間の汗を吸い取って比較的乾燥状態になれるのでおすすめです。
足の匂いが気になる方の場合は「急な誘いでも気にしないで靴が脱げるようになった!」と口コミで言われている「成功率93%【足の臭い】解決【菌ピタ君】」などもおすすめです。
帰ってきたら足を洗う
足をこまめに洗うことにより、水虫が治ることはありません。
水虫が一度症状を表したら、自然治癒力では完治しませんので、塗り薬で治療を進めることは必須です。
しかし、白癬菌は洗い流すことができますので「これ以上ひどくしないため」「塗り薬の効果を良くするため」に足はこまめに洗って白癬菌を寄せ付けないようにしましょう。
足をなるべく乾燥させる
白癬菌は高温多湿、特に多湿を好む傾向があります。
多湿環境にいる白癬菌は、活動が活発になりさらなる感染を招くことになります。
仕事中・外出先などでも、可能な限りサンダルを履いて足を乾燥させる時間を設けましょう。
家族とバスマット・スリッパを共用しない
足の水虫の場合、家庭内での感染で一番多いのが「バスマット」からと言われています。
バスマットは白癬菌の好きな高温多湿の状況にふさわしいですね。
同じ理由でスリッパからの感染も多いので、バスマット・スリッパなどは共用しないようにしましょう。
家族に感染してしまった場合、家族みんなで治療を進めないと白癬菌のキャッチボールが続き、なかなか完治できなくなる可能性もあります。
他の部位の白癬菌による症状も治療する
足の水虫を放置しているとかかとの水虫になって治りづらいとお話しましたが、足以外の場所にも白癬菌は感染して症状を起こします。
白癬菌による症状(部位別の病名)
- 頭:しらくも(頭部白癬)
- 体:ぜにたむし(体部白癬)
- 手:手の水虫(手白癬)
- 股:いんきんたむし(股部白癬)
- 足:足の水虫(足白癬)
- 爪:爪の水虫(爪白癬)
先ほどお伝えした「家族間での白癬菌のキャッチボール」も避けたいところですが、「自分の体の別々の部位による白癬菌のキャッチボール」は更に感染する可能性が強いので避けたいです。
こういったことから「たかが水虫」って思いがちかもしれませんが、早期治療が望ましいです。
一緒に住んでいる家族もケアをする
今お伝えした様に「まだ感染していない部位」や「まだ感染していない家族」にうつらないように、そういった「部位や家族」もうつる前に白癬菌に対してバリアを張ることが必要です。
こういった場合にもおすすめなのが「クリアフットヴェール」です。
クリアフットヴェールは、副作用のないジェルなのでお父さんが水虫の場合、奥さんや子供でも心配なく塗ることができるジェルです。
市販の水虫薬は、水虫を治すのに効果的ですが、その分殺菌力が強くて肌を傷つける可能性があります。
傷ついた角質層の場合、通常よりも早く白癬菌が侵入してくるので、予防で塗っていると逆に感染しやすくなってしまいます。
予防のための塗っていた薬が原因で感染しやすくなってしまっては、もともこもないので肌に優しいものを選びましょう。
水虫(足白癬)の症状と治療法のまとめ
一言に水虫といっても「趾間型(しかんがた)」「小水疱型(しょうすいほうがた)」「角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)」とあります。
「趾間型・小水疱型」の水虫の場合は、市販の水虫薬でかなり効果を挙げています。
「角質増殖型(かかとの水虫)」の場合は、白癬菌が角質層で繁殖をして時間が経っていることにより、角質が厚く硬くなっている状況なので病院での治療が望ましいです。
市販の水虫薬で治療する場合は「軟化作用」や「浸透力」のあるものを選ばないと効果はありません。
「たかが水虫」と思いがちですが、原因である白癬菌は足以外の部位にも感染して症状を起こします。
また、自分以外にも家族にうつしてしまう可能性も非常に高いです。
こうなると白癬菌のキャッチボールが続き、なかなか完治できない状況になりがちなので注意しましょう。
水虫は自然治癒力で完治しません。治りづらい症状になる前に早期治療が望ましいです。