
今回の爪水虫Q&Aは「水虫は子供もなりますか?」です。
目次
子供も水虫になる?
「水虫や爪水虫は大人がなるもの」ってイメージがありますが子供も水虫になります。
子供に多いのは足の水虫で趾間型・小水疱型の水虫です。
書き壊した傷から細菌が入り込み足が腫れて痛くなることもあります。
水虫の種類については『水虫(足白癬)の画像|水虫の症状・治療法を写真で解説』で詳しくお話しています。
子供の水虫の感染経路
子供に水虫が発症する一番の理由は、家庭内環境が関係しています。
家族に水虫の人がいる
家族に水虫の人がいる場合、家庭内は白癬菌で溢れています。
白癬菌は床に落ちたアカの中でも生存していることもあります。
こういったアカが足に付着し、そこから白癬菌が侵入してくることにより水虫症状があらわれます。
ペットからの感染
白癬菌は人間だけでなく犬・猫などペットにも寄生します。
子供や女性に多いのが、ペットからの感染です。
かわいいペットを抱きかかえていることから、白癬菌が付着し発症するパターンです。
スイミングスクールなど習い事
スイミングスクールなどに通っていると、白癬菌が好む高温多湿の環境に触れるケースが多いです。
不特定多数の方が使用している施設、それも裸足になり湿度が高い環境では白癬菌は必ずいます。
裸足になる柔道・空手などのスポーツ選手も集団感染したことが過去にありました。
白癬菌による症状
白癬菌が原因で体に起きる症状で一番知られているのは水虫です。
この水虫を放置していると爪水虫にもなります。
また、白癬菌は足だけでなく体の皮膚(角質層)や髪にも寄生して症状を表します。
白癬菌による症状(部位別の病名)
- 頭:しらくも(頭部白癬)
- 体:ぜにたむし(体部白癬)
- 手:手の水虫(手白癬)
- 股:いんきんたむし(股部白癬)
- 足:足の水虫(足白癬)
- 爪:爪の水虫(爪白癬)
白癬菌による症状の治療法
「白癬菌を体からいない状況を作る」ってことが大切です。
水虫や爪水虫などの歯による症状は、自然治癒では完治しません。
現在、体に寄生している白癬菌を死滅させながら、今後は白癬菌が付着しない環境を作っていくことが大切です。
子供の場合、特に皮膚も敏感ですので家族に水虫の人がいる場合は、あらかじめバリアを張って置くことも大切です。
市販の水虫薬は殺菌力が強力なので、その分肌が荒れる可能性が高いです。
荒れた肌では、白癬菌が侵入しやすくなりますので、注意が必要です。
肌の環境の回復も務め、繰り返す水虫の対策ができる「クリアフットヴェール」などがおすすめです。
こういった対策品を使いながら、家庭内から白癬菌を追い出すことを意識していきましょう。
特に家庭内で気を付けるポイントは以下になります。
バスマット・スリッパ
家庭内で一番感染しやすいスポットがバスマットです。
水虫の方が家庭にいる場合は、バスマットはそれぞれ個人のものを準備して、使用後は毎回洗うようにしましょう。
同じく、スリッパも共用しないようにしましょう。
床・畳・カーペット・ソファ
足がつく場所には白癬菌付きのアカが落ちやすいです。
子供の場合は、普段から全身を使って床でゴロゴロ遊んだりしていますので、足だけでなく体全体に白癬菌が付着する可能性が大人より高いと言っても過言ではありません。
こういった場所はこまめに掃除をしてキレイにすることで、白癬菌を部屋から追い出せます。
水虫になる前に白癬菌は洗い流せる
白癬菌は洗い流すことができます。
白癬菌が足に付着したらすぐに水虫症状があらわれる訳ではありませんので、毎日キレイに洗うことにより感染の可能性は少なくなります。
足に白癬菌が付き侵入してくる時間の目安は以下になります。
35℃環境の場合 | 湿度85% | 湿度100% |
侵入時間 | 1週間以上 | 24時間以上 |
また、角質層に傷がある場合は、12時間で白癬菌が角質層へ侵入したという実験結果もあります。
症状が発症している状況でもこまめに洗いキレイにすることで、白癬菌の増殖を防ぐことにもつながります。
子供の水虫についてのまとめ
大人だけではなく、子供も水虫になります。
その多くは大人(家族)からの感染です。
家庭内で水虫の人がいる場合は、その人が治療をするということが一番大切です。
しかし、いくら治療中であったとしても、人は普段の生活で気づかぬうちにアカを落としていますので、部屋の中は白癬菌付きのアカが大量にある状況です。
こういった環境では、子供にも水虫がうつる可能性が高いので注意が必要です。