日本人の5人に1人が水虫ってご存知でしょうか。
水虫って言うと「お父さん」ですとか「中年のサラリーマン」ってイメージですが、最近は若い女性でも感染しています。
昔と違い、今、若い女性でも水虫になっている理由は、以前よりも外に出てバリバリ働いている女性が増えていることに関係しています。
ん?それと水虫の何が関係してるの?って思うかもしれません。
実は、水虫って白癬菌というカビの一種が足の皮膚に入り込んでいる状況なんです。
この白癬菌は、高温多湿の環境を好むので革靴やハイヒールなどを長い時間履いている湿っている足を好みます。
家庭(家)にいる女性が多い時代では、裸足で常に乾燥している状態ってことが多かったのですが、最近ではバリバリ朝から夜まで働いている女性が増えたので、靴の蒸れから水虫に感染してしまう女性が増えています。
ちなみに、水虫っていうと多くは「足」を連想するかと思います。
足に白癬菌が入り込んだ状況が「足水虫」です。
そしてこの白癬菌が入り込む部位の違いによって名称が変わってきます。
- 手⇒手白癬(手の水虫)
- 爪⇒爪白癬(爪水虫)
- 頭⇒頭部白癬(しらくも)
- 体⇒体部白癬(たむし)
- 股部⇒股部白癬(いんきんたむし)
白癬菌については「水虫(爪水虫)の原因って!?白癬菌について知って水虫を対策!」でお話しています。
水虫って感染しやすい!?
水虫って感染するってイメージが強いと思います。
でも、どのレベルで感染するのかイマイチ分からないって方が多いのではないでしょうか。
まず、水虫(白癬菌)の感染は「空気感染はしません」
水虫の人が靴下とかを脱いだ時に剥がれた皮が空気に舞ったりして、それを吸いこんでしまったとしても体内では白癬菌は活動しません。
また、水虫の人の足を触ってしまったら水虫に感染するってイメージもありますが、触ったくらいでは感染しませんので安心してください。
ではどうやったら水虫に感染するのでしょうか?
こうして水虫は感染する!?
水虫の人の足から出るアカには白癬菌が潜んでいます。
このアカが床や畳やカーペット、またはスリッパやバスマット、公共の場の銭湯やプールサイドに撒き散らされています。
スリッパの場合だと水虫の人が10分履いたスリッパには高確率で白癬菌が潜んでいるというデータもあります。
白癬菌は、こういった撒き散らされたアカの中でも生きています。
こうしたアカを踏んだりして自分の足に着いた時に、その後足が乾燥すればアカは落ちるし、白癬菌が湿ったところを好むので水虫に感染しづらいのですが、アカを踏んだ後に足が湿っている状態で長時間いると水虫に感染します。
仕事帰りに居酒屋などいき、スリッパから水虫のアカが足について、その後に革靴を履いていて足が湿っている状態などは良くないです。。
日本で一番感染しやすいのは自宅!?
海外では家の中でも靴を履いている習慣が多いのですが、日本では裸足でいるケースが多いと思います。
なので水虫の人が家にいる場合は、かなりの確率で家族にうつります。
水虫の人に「家族に水虫はいますか?」と聞いたところ35%の方は「家族に水虫がいる」と答えた様です。
かなりの数ですね。。
でも、逆に65%近くは家族に水虫はいないってことなので、どうすれば水虫はうつりにくくなるのか?
それは、水虫のアカを踏んでしまったとしても、24時間以内に洗い流せばかなりの確率で水虫は感染しないのです。
水虫は白癬菌が肌の角質層まで入り込んだ状態のことを言いますが、これには湿度が100%の状態でも24時間かかるためです。
なので一日一回は足をキレイに洗いましょう。
この時にゴシゴシ洗うと、足が傷ついて感染を早めてしまう可能性がありますので、泡立ちの良い石鹸なので優しく洗い流しましょう。
水虫に「なりやすい人」「なりにくい人」の違い
では、どのような人に水虫は多いのか?
それは、「靴を一日8時間以上履く人」です。
それってほとんどの人がそうなんじゃないか!?って思います。。
実際、一日8時間以上靴を履くひととそうではない人で、水虫に感染している割合を調べたところ「靴を一日8時間以上履く人」のが水虫の割合が多かったという調査結果があります。
これは、ここまでにお話している様に、一日ずっと靴を履いているサラリーマン(女性も)の場合は、水虫になりやすいってことです。
白癬菌が潜んでいるアカはいたるところに落ちていますので、いつでも感染してしまう可能性はあります。
例えば、病院のスリッパや体重計ですとか、居酒屋の畳ですとか、いたるところで感染の可能性があります。
白癬菌が潜んでいるアカが足に付着した状況で、また革靴を履き蒸れている状況が長時間続くと、水虫に感染してしまいます。
なので、靴も一足毎日履いているっていう状態よりも、何足かを履きまわしている方が良いですね。
もしかして、「私は水虫かも。。」って方は「水虫の症状には3つのタイプがある!」を見てみてください。
今回は、意外に水虫の人は多いってことと、感染経路についてのお話でした。