
主に「変色・ボロボロ崩れる・厚ぼったくなる」といった症状です。
『つめ水虫ラボ』では、爪水虫の治療方法・おすすめの市販薬・塗り薬についてを中心に、白癬菌が原因となる病気への対策方法を紹介しています。
『つめ水虫ラボ』で人気NO1は…
目次
爪水虫は自然治癒では治りません
まず、はじめに。
爪水虫を放置していても、自然治癒では治りません。
その症状は悪化していき、うつります。
爪水虫の治療法は「塗り薬・飲み薬・レーザー」と3通りあります。
効果 | 副作用 | 費用 | 人気 | |
塗り薬 | 〇 | ◎ | 〇 | ◎ |
飲み薬 | ◎ | ✖ | △ | 〇 |
レーザー | ◎ | ◎ | ✖ | △ |
どの治療方法でも、現在侵されている爪をキレイにすることはできません。
爪に潜む白癬菌を死滅させながら、キレイな爪が生えてくるまでの治療が必要です。
なので、爪水虫の治療は最低でも半年以上はかかります。
治療しないと新しく生えてきた爪にも症状が出てしまいます。
爪水虫の治療法「塗り薬・飲み薬・レーザー」の違いについては、以下をご覧ください。
「塗り薬」での治療
以前は「塗り薬では完治しづらい」と言われていましたが2014年以降には、爪水虫を塗り薬だけで完治できる新薬が発表され治すことが出来るようになりました。
費用(指の本数にもよる)の心配が他よりないってことと、何より副作用の心配が少ないので人気な治療法です。
参考:「爪水虫が市販薬・塗り薬で治った」塗り薬の完治率・使用者の口コミ!
「飲み薬」での治療
一番効果的な治療法です。しかし、妊娠中・肝臓の弱い方・高齢者・血液検査で問題があった場合などは処方されません。
過去に日本で飲み薬の副作用で死亡した例もあるため、定期的な血液検査が必要となります。
参考:爪水虫を「飲み薬」で治療した効果|成分・副作用・費用など
「レーザー」での治療
米国ではFDAが認可している治療法で高い効果が見られ、日本でも91%の患者さんが「効果があった」と言われている治療法です。
副作用も報告がなく安心です。しかし、日本では厚生労働省の認可はされていないので自費での治療となります。
参考:爪水虫はレーザー治療が効果的!費用・治療期間・診察の流れについて
ここまでのポイント
爪水虫は放置していても自然治癒では完治しない
現在侵されている爪をキレイにする治療法はない
どの治療法でも半年以上の治療期間は必要になる
爪水虫を塗り薬で治療する際の注意点

足の水虫も爪の水虫も原因は白癬菌で同じです。
しかし、白癬菌が潜んでいる部位の違いにより、爪水虫の場合は浸透力が必要になります。
足の水虫 | 爪の水虫 | |
市販の水虫薬 | 〇 | ✖ |
足の水虫の場合
白癬菌は足の皮膚に潜んでいるため、市販の水虫薬でも殺菌成分が届きやすい
爪の水虫の場合
白癬菌は爪の内側に潜んでいるため、市販の水虫薬では爪が邪魔で殺菌成分が届きにくい
いくら殺菌力が強い塗り薬を使ったとしても、原因である白癬菌に届かないのでは意味がありません。
こういったことから、米国では以前から浸透力に特化している「Dr.G’s クリアネイル」という塗り薬が人気です。
日本では、ここ数年で発売された「クリアネイルショット」が断トツで人気です。
医学誌にも掲載されたクリアネイルショットは、浸透力特化型で使用者の81%が変化を実感しているジェルです。
市販の水虫薬は【足専用】ですが、クリアネイルショットは【爪専用】です。
また、処方箋が必要なく購入できることから、利用者も多く口コミでも有名です。
ここまでのポイント
足の水虫も爪の水虫も、原因は同じで白癬菌による症状
原因は同じでも、白癬菌がいる部位により選ぶ薬が変わる
殺菌力だけでなく、浸透力もある薬でないと効果がない
白癬菌による症状は足だけではない

白癬菌は爪以外にも体の至る所に感染して症状を表します。
白癬菌による症状(部位別の病名)
- 頭:しらくも(頭部白癬)
- 体:ぜにたむし(体部白癬)
- 手:手の水虫(手白癬)
- 股:いんきんたむし(股部白癬)
- 足:足の水虫(足白癬)
- 爪:爪の水虫(爪白癬)
足の水虫を放置していた為、爪に白癬菌が侵入し爪水虫になるケースが多いです。
逆に言ってしまうと、爪水虫の場合はかなりの確率で足も水虫です。
白癬菌による症状は、自分の体の至る場所で症状を起こしますし、こういった症状を家族にうつしてしまう可能性も高いです。
白癬菌は風邪などのウイルスの様に空気感染はしません。
しかし、人から人へ広がり現代では10人に1人は爪水虫、5人に1人は水虫と言われるようになりました。
ここからは、白癬菌の感染速度・感染経路などについてお話します。
ここまでのポイント
一般的に爪水虫は水虫を放置していて起きる症状
爪水虫の場合、爪で白癬菌を飼っている様な状況
白癬菌は爪や足だけでなく身体の至る所に寄生する
水虫はこうしてうつる

また、白癬菌は洗い流すことが可能ですので、足を毎日キレイに洗えば症状が出る可能性は低くなります。
水虫・爪水虫の原因菌である、白癬菌はカビの一種で高温多湿を好みます。
また、白癬菌は人間の死んだ細胞である「角質層(皮膚)、爪、毛」を好み寄生します。
水虫の人が生活の中で落としたアカの中でも、白癬菌は環境が適していれば1年以上生存しています。
つまり、1年前に落ちたフローリングにあるアカからも、水虫に感染する可能性はあるということです。
水虫発症までの時間
白癬菌が潜んでいるアカを踏んだからといって、すぐに水虫になってしまう訳ではありません。
白癬菌が人の角質層へ侵入するには、環境の違いによっても変わってきますが、24時間以上の時間が必要です。
35℃環境の場合 | 湿度85% | 湿度100% |
侵入時間 | 1週間以上 | 24時間以上 |
また、角質層に傷がある場合は、12時間で白癬菌が角質層へ侵入したという実験結果もあります。
白癬菌は洗い流すことが可能なので、毎日足をキレイに洗えば水虫が発症する可能性はかなり低くなります。
ちなみに、湿度100%ってどんな状況か?ってことについてですが、私たち人間の足は1日200ml(コップ1杯)もの汗をかくと言われています。
足の指の間の湿度を計測した結果、素足で生活している時が湿度80%であり、靴を履いているとほぼ100%になると言われています。
その上、梅雨の時期になると外気の湿度も上がりますので、白癬菌にとっては都合のいい環境になります。
参考:【爪水虫がうつる原因】白癬菌に感染しやすい6つ場所&環境
ここからは自宅で出来る白癬菌対策を紹介します。
ここまでのポイント
床に落ちているアカの中でも白癬菌は生存している
白癬菌の侵入時間は24時間以上(傷があると12時間)
長時間靴を履くと白癬菌に都合の良い多湿環境になる
自宅での白癬菌対策

白癬菌は高温多湿を好みますので、基本的には高温ではなく多湿ではない環境を作ることが大切です。
また、白癬菌は洗い流すことができますので、毎日患部をキレイに保ちましょう。
24時間以内に足を洗う
白癬菌が角質層に入り込むのには湿度100%の環境で24時間以上かかります。
白癬菌は洗い流すことができますので、24時間以内に洗い流せば白癬菌が角質層に入り込むことはできません。
角質層に傷がついている場合12時間で入り込んだデータもあるので、足など洗う際はアカスリや軽石でゴシゴシ洗わずに、優しく傷つけないように洗いましょう。
毎日同じ靴を履かない
1日8時間以上、靴を履く人に白癬菌は感染しやすいデータがあります。
水虫って聞くと革靴を履いているサラリーマンのイメージがあるかもしれませんが、現代では働く女性が増えたためハイヒールを履いている女性にも多く症状が出ています。
女性の場合は、ハイヒールは指と指の間がなく湿りやすく、冬はブーツで蒸れやすいので注意が必要です。
私たちの足は1日に200ml(コップ1杯分)の汗をかいています。靴を長時間履いていると足の湿度は100%に達しやすく、高温多湿を好む白癬菌が繁殖をしやすい環境になります。
靴は3足ぐらいをローテンションで履くようにして、靴の中も乾燥させるようにしましょう。
部屋の掃除をこまめにする
水虫や爪水虫が再発するケースも関係しているのが「部屋の掃除」です。
完治したあとに、完治前の自分が落としていてアカ(白癬菌付き)を踏んで、水虫が再発したってケースも聞いたことがあります。
水虫・爪水虫の人が落とすアカの中には、白癬菌が潜んでいますので部屋掃除はこまめにしましょう。(フローリング・畳・カーペットなどの足場は特に)
また、バスマットは1回使ったらすぐに洗いましょう。
家族に水虫・爪水虫の人がいる場合は、バスマットやスリッパは共用せずそれぞれ個人のものを準備しましょう。(バスマットからの感染が非常に多い)
外出時も注意が必要
外出先でも白癬菌はたくさん潜んでいます。
銭湯・プールなど不特定多数の方が裸足になる場所には、必ず白癬菌がいます。
また、病院(特に皮膚科)にも白癬菌は多く存在していますし、こういったところのスリッパも非常に危険です。
履物ってことで言えば、居酒屋の座敷・トイレサンダルなどにも白癬菌は潜んでいます。
この様に、外出先での白癬菌との遭遇は免れないものだと思っていた方がいいでしょう。
帰ってきたら足を洗いましょう。白癬菌が角質層に入り込む前に洗い流せます。
家族全員で治す
家族にも水虫・爪水虫の症状が出ている場合は一緒に治療をしてください。
『部屋の掃除をこまめにする』でもお伝えしましたが、一人で治療をしていても白癬菌付きのアカが家の中から無くならない状態です。
これでは、完治後に再発する確率がかなり上がりますし、何より治りづらいです。
次に、家族に水虫・爪水虫の症状がない場合は、うつしてしまう可能性が高いので事前の対策が必要です。副作用のないジェルなどを塗って足をバリアしておくことが効果的です。
完治してからも塗る
水虫・爪水虫が再発したって話はよく聞く話です。
再発する理由は大きく分けて2種類考えられます。
1つ目は、完治したと思っていただけで実はしていなかったケースです。
白癬菌は高温多湿を好みますので、冬には症状が落ち着きます。これで完治したと思っている場合は、夏に再発したと思ってしまいます。
2つ目は、完治したとに完治する前の自分の白癬菌付きのアカを踏み、そこから再発したパターンです。
1つ目、2つ目、どちらにせよ、完治したと思ってからも塗り薬を使い続けていれば解決できる問題です。
ここまでのポイント
足(または体)の白癬菌を24時間以内に洗い流す
高温多湿を避け、白癬菌が生存しにくい環境を作る
白癬菌に都合の悪い環境にし、薬での治療を継続する
爪水虫の塗り薬・市販薬・対策商品

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爪水虫(白癬菌)Q&A


爪にいる白癬菌を死滅させながら、新しくキレイな爪に生え変わるのを待ちます。
詳しくは『爪水虫が治ると白く濁った部分は消えていくのでしょうか?』でお話しています。


水虫を完治させず爪水虫だけ治していたので、足から白癬菌が爪にまた侵入してきて再発するパターン。
水虫が治ったのに、水虫の時に落としていた自分のアカを踏んで、水虫が再発したパターンなどがあります。
詳しくは『爪水虫が再発する理由は?爪水虫が再発する「3つの理由」』でお話しています。


2014年に爪水虫を塗り薬だけで完治させる新薬が登場したので、今では塗り薬の人気が高いです。
他にもレーザー治療もあり、効果的ですが厚生労働省に認可されていないので、自費での治療になります。
詳しくは『爪水虫は内服薬(飲み薬)じゃなくても治りますか?』でお話しています。


風邪などのウイルスと違い空気感染もしませんし、洗えば落とせるのでお風呂ではうつりません。
しかし、お風呂場のバスマットを含め、白癬菌に遭遇する機会はかなり多いので、現在では5人に1人は水虫・10人に1人は爪水虫とも言われるぐらいまでになっています。
詳しくは『水虫・爪水虫の感染力は強いのですか?お風呂でうつりますか?』でお話しています。


ただ、うつりやすい足の形・体質により、爪水虫にかかる確率が上がるってことはあります。
詳しくは『水虫・爪水虫に「うつりやすい条件」や「感染しやすい足」って?』でお話しています。


なので、これらを取り除けば嫌な臭いはある程度消すことができます。
詳しくは『水虫の足はなぜ臭いの?臭いを消す方法はありますか?』でお話しています。


殆どは家庭内(両親)での感染です。
詳しくは『水虫は子供もなりますか?子供の水虫症状と治療法について』でお話しています。
欧米と比べた日本の爪水虫治療の遅れ

そんな欧米では以前から塗り薬で爪水虫を治療する方が多いってことからか、日本でも現在爪水虫を塗り薬で治療したい人が増えています。
そんな爪水虫の治療の流れ(歴史)について最後にお話します。
※ほぼ余談です。
例えば、現在日本の病院で処方されている飲み薬である、テルビナフィン(1997年~)イトラコナゾール(1999年~)は、欧米では1980年代から既に広く使われていました。
この飲み薬での治療の際に、欧米では1日400mgのパルス療法が主流でしたが、日本でこれが承認されたのは2004年の2月のことでした。
欧米では塗り薬での治療が主流!?
そんな欧米では、以前から爪水虫の治療に塗り薬を使う人が多いと言われています。
つめ水虫ラボが独自に行った爪水虫経験者100名へのアンケート結果を見ている限りですと、最近は日本でも爪水虫を塗り薬で治療したい人が増えている印象を受けました。
「飲み薬が効果的と知っていても、副作用が心配だから塗り薬で治療したい」って回答が非常に多かったのです。こういったことはYahoo知恵袋でも相談されていました。
日本で飲み薬の副作用で死亡例があったことも関係しているとは思いますが、それ以上に健康に気を使う人が以前より多いってことが理由だと思います。
以前はテレビで言われていたことが全ての時代でしたが、現在はネットで調べれば自分にとって一番良い方法が幅広く見つかる時代です。
こういったことも関係して爪水虫を塗り薬で治したい方が増えている気がします。
最後に余談ですが
欧米では日本より爪水虫に対するイメージが良い感じがします 笑
ニューヨークに10年以上住んでいる友人曰く、トレーニングジムなどで感染することが多いので「健康管理ができている証拠」って一面もあるようです。
【爪水虫】を翻訳にすると【Nail athlete's foot】ってことがそれを物語っている感じですね。